地元ライター記事

2025.12.04

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初めての郡上八幡 | 郡上八幡城と城下町プラザで楽しむ歴史とグルメ

岐阜県の郡上市にある郡上八幡は、名古屋や関西方面からの日帰り旅行にも人気の観光地です。山頂にそびえる郡上八幡城や、古い町並みが残る美しい城下町など、見どころがたくさんあります。
また、郡上八幡ならではのご当地グルメやスイーツ、伝統工芸品のお土産など、旅の楽しみも盛りだくさん。
今回は、郡上八幡をはじめて訪れる方に向けて、観光拠点となる「城下町プラザ」を中心に、歴史とグルメを1日で満喫できるおすすめの巡り方をご紹介します。

はじめに | 郡上八幡のシンボルを巡る旅

郡上八幡の見どころとして真っ先に挙げられるもののひとつが、城下町に残る古い町並みです。柳町・鍛冶屋町・職人町は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているエリアで、郡上八幡を訪れる多くの方が足を運びます。
こちらは柳町の町家群。連なる町家と軒下を流れる用水路は、郡上八幡ならではの風景です。

また、郡上八幡の人気観光スポットのひとつ「宗祇水(そうぎすい)」は、名水百選第1号に選定された、水のまち郡上八幡を代表する水景です。
このように郡上八幡を象徴するスポットは数多くありますが、やはり城下町のシンボルといえば郡上八幡城です。
郡上八幡城は山城のため、訪れるには坂道を登る必要があります。「山登り」と聞くと大変そうに感じるかもしれませんが、城下町プラザを起点に順序よく巡れば、お城も城下町散策も、さらに地元グルメも徒歩で無理なく楽しめます。では、郡上八幡の歴史に触れつつ、初めての方でも効率よく巡れる散策ルートをご紹介します。

郡上八幡城とは

郡上八幡城の始まりは戦国時代末期、永禄2年(1559年)まで遡ります。その後、5氏19代の領主が郡上八幡上でこの地を治めましたが、時代の流れの中で一度は取り壊されてしまいました。
長らく石垣だけが残る状態が続きましたが、昭和8年(1933年)に天守が再建され、以来90年以上にわたり日本最古の木造再建城として郡上八幡のシンボルとなっています。
郡上八幡城は、まわりを豊かな自然に囲まれ、春は桜、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪化粧と、四季折々の表情が楽しめます。

お城の1階部分には、郡上八幡城が歩んできた歴史や、歴代領主ゆかりの品々が展示されています。

郡上八幡城の天守からは、城下町全体を一望することができます。

秋にはお城の周りを囲むもみじが色づき、それを楽しみに多くの人々が訪れます。

郡上八幡城へのアクセス・駐車場情報

郡上八幡城
住所〒501-4214 岐阜県郡上市八幡町柳町 一の平659
電話番号00575-67-1819
開館時間通常(3~5月、9~10月)9:00~17:00
夏季(6~8月)8:00~18:00
冬季(11~2月)9:00~16:30
※最終入城受付は閉館の15分前までとなっております。
定休日12月20日~1月10日
※上記期間以外でも天候等の状況により、臨時休館とする場合がありますのでご了承ください
料金入場料(郡上八幡城単券)
大人(高校生以上)400円
小人(小・中学生)200円
共通入場券(郡上八幡城+郡上八幡博覧館)
大人(高校生以上)750円
小人(小・中学生)400円
駐車場山頂駐車場:普通車約25台(無料)
城山公園駐車場:普通車約17台(無料)
アクセスお車でお越しの方
東海自動車道「郡上八幡IC」から約10分
東海北陸自動車道「ぎふ大和IC」から約10分
公共交通機関でお越しの方
良川鉄道「郡上八幡駅」よりタクシーで15分
まめバスを利用し「城下町プラザ」下車ー徒歩15分
岐阜バス高速八幡線「城下町プラザ」下車ー徒歩15分
公式サイトhttps://hachiman-castle.com/

山頂までは道幅が狭く、急カーブの多い山道です。運転に慣れていない方は徒歩で行くことをおすすめします。城下町プラザから郡上八幡城までは徒歩15分程。歩きやすく整備されていますのでご安心を。

城下町プラザとは

郡上八幡城下町プラザは、市街地中心部にあるバスターミナルです。観光案内のほか、無料休憩所やコインロッカー、24時間利用できるトイレも完備しており、郡上八幡観光の拠点として訪れたい場所です。パンフレットや観光マップもここで手に入ります。

お土産コーナーも充実しているので、帰りにここで購入すれば、増えた荷物を持って移動する時間を最小限に抑えられます。

地元農家さんが育てた野菜の直売コーナーもあり、自然豊かな郡上産のお野菜を購入することができます。また、人気の食品サンプルキーホルダーも取り扱っています。

城下町プラザ
住所〒501-4213 岐阜県郡上市八幡町殿町69
電話番号0575-67-2411
営業時間8:30~17:00
※郡上おどり期間は営業時間を延長する場合あり
定休日年末年始(12月29日〜1月3日)
駐車場あり 普通車1回550円
   オートバイ1回300円 
※夜間(17:00以降)〜翌日(8:30まで)は別料金
公式サイトhttps://jokamachi-plaza.com/

おすすめ観光モデルコース

 9:00 郡上八幡に到着。まずは城下町プラザで情報収集。

まずは、ここで郡上八幡のガイドマップを手に入れましょう。

10:00 いざ郡上八幡城へ!             

 

ここからは、急坂を10分ほど歩きます。暑い時期は、水分補給を忘れないようにしましょう。

10:15 山頂に到着。まずはお城をパシャり。

おすすめ撮影スポットで写真撮影。                

「絶景スポット」と書かれた看板のある場所から撮影すると、迫力のある構図の写真を撮ることができます。

10:30 城カフェで休憩。

天守閣の入口にある「城カフェ」でひと休み。
お城の形をした最中がのった「お城ソフトクリーム」をいただきます。

もちろん、お城との2ショット撮影も忘れずに。

11:00 入城券を購入し城内を見学

郡上八幡城が歩んできた歴史を学ぶことができます。

最上階からの景色を堪能。

下山前に、お城の売店をのぞいてみましょう。
ポストカードをはじめ、郡上八幡城をモチーフにした雑貨がたくさん並んでいます。

11:30 下山

12:00 ランチタイム

郡上八幡には、美味しいものが目白押し。おすすめのお店はたくさんありますが、たくさん歩いてお腹がペコペコ…という時は、城下町プラザのすぐ近くにある「水のまち 流響(りゅうきょう)の里」へ直行しましょう。

ここの2階レストランでは、鶏(けい)ちゃんや飛騨牛の朴葉(ほおば)焼き、天然鮎など、人気のご当地グルメをいただけます。

13:30 城下町を散策

古い町並みが残る保存地区へ。

鍛冶屋町・職人町、柳町をぐるっとひと回り。

川向こうのエリアへ移動します。
新橋からは、郡上八幡の中心を流れる吉田川を眺めることができます。

やなか水のこみちへ。                      

玉石を敷き詰めた小路の横には水路があり、ここも郡上八幡を代表する水の名所のひとつです。

平野商店酒蔵跡は、飲食店や古家具屋などのテナントが並ぶ商業施設です。

マルシェやイベントが行われていることもあるので、散策がてらのぞいてみましょう。

かわべエリアでは、せせらぎを感じながら休憩もできます。

クロモジ入の発酵ジンジャエール、おすすめです。                  「nora」でいただけます。

15:00 城下町プラザでお土産購入

郡上が誇る二大ハム、明宝(めいほう)ハムと明方(みょうがた)ハムも取り扱っています。要冷蔵の商品ですが、保冷袋の販売もあるため、遠方へ帰る方でも安心して購入できます。

周辺のおすすめ立ち寄りスポット

郡上八幡博覧館

大正9年に建てられた旧税務署を、当時の外観のまま活用したレトロな雰囲気のミュージアムです。館内では、郡上八幡の歴史や伝統をわかりやすく展示・紹介しています。
郡上八幡城とセットで訪れれば、この町の歴史や文化をより深く知ることができ、城下町散策がさらに楽しくなるでしょう。お城と博覧館のセット券を購入するとお得です。

人気の郡上おどりの実演は、11時〜/12時〜/13時〜/14時〜/15時〜の1日計5回(各回約15分)開催されています。
全部で10曲ある郡上おどりの中から数曲を、わかりやすくレクチャーしてもらえるので、訪れる際はぜひ参加してみてください。
※郡上おどりの実演は月によって開催日が異なります。訪問前に公式ホームページで最新情報をご確認ください。

郡上八幡博覧館
住所〒501-4213 岐阜県郡上市八幡町殿町50
電話番号0575-65-3215
開館時間9:30~17:00(最終入館受付16:30)
定休日12月24日~1月2日
料金大人(高校生以上)540円
小人(小・中学生)400円
小学生未満    無料
駐車場普通車20台(500円/3時間)
公式サイトhttps://hakurankan.com/

吉田川沿いの町並み

町の中心を流れる吉田川は、清流・長良川の最大の支流です。

川にせり出すように連なる三階建て・四階建ての建物も、水のまち郡上八幡ならではの風景です。

川岸に沿って延びる宮が瀬こみちを歩けば、吉田川の流れをより間近に感じることができます。水があまりにも透き通っているため、川を泳ぐ鮎の姿が見えるほどです。

遊歩道沿いにはベンチもあり、のんびり川面を眺めながら休憩できます。

鉄板料理 泉坂(いずみさか)

築100年を超える古民家で、新鮮な地元野菜を使った絶品鉄板料理がいただける人気のお店です。飛騨牛ステーキをはじめ、朴葉味噌焼きや漬け物ステーキなどの郷土料理、奥美濃古地鶏、ボリュームたっぷりの山賊そばなど、おすすめメニューは数え切れません。

岐阜県民のソウルフード・鶏ちゃんも味わえます。鶏ちゃんは地域ごとに味付けが異なりますが、泉坂の鶏ちゃんは、キャベツのほか、ごぼうやパプリカなど野菜がたっぷり入った、郡上味噌と麹ベースの味付けが特徴です。
しゃっきりとした野菜とぷりっぷりのお肉で、ご飯がどんどん進みます。自家製味噌で作る味噌汁も非常に美味しく、印象に残る一杯です。

鉄板料理 泉坂
住所〒501-4213 岐阜県郡上市八幡町殿町177
電話番号0575-67-0474
開館時間昼の部11:00~14:00
夜の部16:00~21:30
定休日火曜日、第2水曜日
駐車場有り6台
公式サイトhttps://izumisaka.com/

まるみつ

おすすめはもちろん焼きそばですが、そのほかにもお好み焼きや、ネギたっぷりの郡上焼きも人気のメニューです。ほかではなかなか味わえないご当地焼きそばを、ぜひ一度試してみてください。

おすすめはもちろん焼きそばですが、そのほかにもお好み焼きや、ネギたっぷりの郡上焼きも人気のメニューです。ほかではなかなか味わえないご当地焼きそばを、ぜひ一度試してみてください。

まるみつ
住所〒501-4226 岐阜県郡上市八幡町新町950
電話番号0575-65-2740
開館時間11:00〜20:00
定休日木曜日
公式サイトhttps://gujo-marumitsu.net/

宗祇庵(そうぎあん)

宗祇庵は、宗祇水のほとりにあるお抹茶処です。古民家を改装した趣深い店内では、季節ごとに表情を変える中庭を眺めながら、お抹茶やスイーツをいただくことができます。

抹茶と抹茶ケーキのセット。抹茶好きにはたまらない組み合わせです。
郡上の美味しい水で点てたお茶や、希少な岐阜県産抹茶を贅沢に使用した本格和スイーツなど、最高のおもてなしが訪れる方を迎えてくれます。

こちらは、郡上おどりの踊り子をあしらった看板メニュー「宗祇庵パフェ」。通年提供の抹茶パフェのほか、季節限定メニューもあります。秋のシーズンには、紅芋や栗など秋らしい素材を使ったパフェが登場。味はもちろん、見た目にも楽しい贅沢なスイーツです。

宗祇庵
住所〒501-4216 岐阜県郡上市八幡町本町862-10
電話番号050-1039-9252
開館時間11:00~17:00(ラストオーダー16:30)
定休日木曜日
公式サイトhttps://sougian.jp/

まとめ | 歴史とグルメを一度に楽しむ郡上八幡観光

郡上八幡城下町プラザを拠点にすれば、公共交通機関で来る方も車で来る方も、効率よく郡上八幡を散策できます。郡上八幡では、この土地ならではの美味しいものや、今に伝わる歴史と文化の面影に、いたるところで出会えます。
はじめての郡上八幡でグルメも文化も余すところなく堪能したら、次は食品サンプル体験や郡上おどりが、あなたの再訪を待っています。
そうそう、郡上おどりに欠かせない下駄を買うことができるお店もたくさんありますので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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