地元ライター記事

2025.12.22

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【白川村の秘境へ】大白川園地&天生県立自然公園で自然を満喫!絶景・アクティビティ・癒しの旅

合掌造りで有名な白川郷の奥に、大自然を満喫できる穴場スポットがあるのをご存じですか?エメラルドグリーンに輝く白水湖ではSUPが楽しめ、秋には美しい紅葉が広がります。近くには山あいの大白川温泉もあり、癒しの時間を過ごすのにぴったり◎

せっかく白川郷まで来るのなら、観光の合間に少し足を伸ばして、この自然豊かなエリアを訪れないのはもったいない!旅がさらに豊かになる、とっておきの過ごし方をご紹介します。

世界遺産集落だけじゃない白川村観光の「穴場」はここ!

白川郷の世界遺産集落エリアは、連日多くの観光客が訪れる人気スポット。
合掌造りの集落は魅力的ですが、人混み続きでゆっくりできない…と感じる方もいるのでは?

そんな方にこそ足を運んでほしいのが、白川郷の奥にある「大白川園地」と「天生県立自然公園」。
のんびり散策したり、絶景の中で深呼吸したり――旅の癒し時間を過ごすのにぴったりです。

大白川園地の楽しみ方

大白川園地は、エメラルドグリーンの美しい湖や滝、原生林に囲まれたトレッキングなど、豊かな自然を満喫できちゃいます。
白水湖を眺めながら温泉や食事が楽しめるロッジもそろい、自然の中でたっぷり癒されること間違いなし!
アクティビティから癒しまで 、充実した1日を過ごせるスポットです。

住所岐阜県大野郡白川村平瀬字大白川国有林
電話番号05769-6-1013
観光時期6月上旬~11月上旬(冬季閉鎖あり)
アクセス(車)国道156号 白川村平瀬温泉郷の大白川橋の北から県道白山公園線で約13km。
※県道白山公園線に入り車で約30分・大型不可・乗用車1台の道幅の区間もあり
リンクhttps://www.shirakawa-go.org/ohjirakawa/

白水湖で SUP体験

白水湖(読み方:はくすいこ)は、大白川園地にあるエメラルドグリーンの美しい湖。手つかずの原生林に囲まれており、まるで秘境のような静けさが味わえます。思わず写真を撮りたくなる美しさです♪

©白川郷アクティビティーセンターo8 

この白水湖で楽しめるのが、SUP(スタンドアップパドルボード)のアクティビティツアー。スタッフが丁寧にレクチャーしてくれるので、初心者でも安心して挑戦できます。
鏡のように澄んだ湖で体験するSUPは格別で、紅葉シーズンには湖面が彩りに染まり、思わず写真を撮りたくなる絶景が広がります。

©白川郷アクティビティーセンターo8 

白水湖でのSUP体験では、ボードやパドル、ライフジャケットなど、SUPに必要な道具一式をレンタルできるため、初心者でも手ぶらで気軽に参加できます。

服装は水着・ラッシュガードなど水に濡れても乾きやすい素材、靴はウィーターシューズやサンダルがおすすめ。
湖上は日光を遮るものがほとんど無いので、日焼けや熱中症の対策のため日焼け止めやつばの広い帽子があると安心です。

白水湖でSUP体験するなら…

どちらも集合場所が白水湖のすぐ近くなのでアクセス面も◎ 「白川郷アクティビティーセンターo8 」にはワンちゃんと一緒に楽しめる「ワンコSUP」もありますよ。

白川郷アクティビティーセンターo8 
住所岐阜県大野郡白川村鳩谷445-1
※集合場所は「大白川駐車場」
電話番号080-5133-1508
営業時間8:30〜18:00
リンク▼夏のアクテビティ
https://www.shirakawa-o8.com/summer/
トヨタ白川郷自然學校
住所岐阜県大野郡白川村馬狩223
※集合場所は「白山レイクサイドロッジ」
電話番号05769-6-1187
受付時間 9:00~18:00
リンク▼アクティビティ一覧
https://toyota.eco-inst.jp/activities/

白山レイクサイドロッジで休憩

湖畔にある「白山レイクサイドロッジ」では、白水湖を眺めながらコーヒーや軽食をのんびり味わえます。
美しい景色に癒されつつ、ほっとひと息つける休憩スポットです♪

こちらは休憩施設のため宿泊はできませんが、観光や登山の合間に立ち寄るのにぴったり。
大自然を眺めながらのカフェタイムはいかがでしょうか?

白水湖/白山レイクサイドロッジ
住所岐阜県大野郡白川村平瀬大白川
営業時期例年6月上旬~10月下旬頃まで
営業時間11:30~16:00
 ランチ|11:30分~14:00
 ※繁忙日は16:00まで
トイレ清掃や露天風呂点検のため、席を外すことがあります。
駐車場大白川駐車場(約70台)
アクセス(車)白川郷IC:白水湖まで約50分
荘川IC:国道156号を経由、白水湖まで約60分
リンクhttps://www.shirakawa-go.org/1118.htm
https://www.shirakawa-go.org/1120.htm

大白川露天風呂

大白川露天風呂は、白水湖を眺めながら温泉に浸かれる源泉掛け流しの露天風呂。湯の華が浮かぶ野趣溢れる秘湯です。泉質は硫黄成分を含んでおり、「子宝の湯」とも呼ばれています。
エメラルドグリーンの白水湖を目の前に眺めながらゆっくり浸かれば、温泉で身も心もぽっかぽか。アクティビティ後の疲れた身体を癒すのにもピッタリです!
平瀬道登山口の駐車場から徒歩1分ほどのところにありますよ。

大白川露天風呂
住所白川村大字平瀬大白川
料金大人(中学生以上) 500円/小人 200円
営業期間6月上旬~10月下旬頃まで
営業時間8:30~17:00
※夏季は18:00まで
※毎週木曜日16:00~ 清掃のため利用できません。
駐車場大白川駐車場(約70台)
アクセス(車)国道156号から県道451号(白山公園線)へ進むこと約30分
リンクhttps://www.shirakawa-go.org/1119.htm

白水滝とブナ林トレッキング

「白水滝(読み方:しらみずのたき)」は高さ67.4m・幅8mの絶壁を一気に流れ落ちる名瀑。滝しぶきが白い水煙となって立ちのぼり、この乳白色の水の色から「白水滝」と呼ばれるように――やがて「白川郷」という地名の由来にもなっているのだとか。 2024年に国指定名勝に指定された今注目の絶景スポットです。

道路沿いに小さな駐車スペースがあり、ここから展望台までは約180m。ブナやミズナラの木々に包まれた遊歩道を、ゆるやかに下りながら進みます。自然の香りや木漏れ日を感じつつ歩くこの短い道のりも、白水滝へ向かう癒しの時間です。

展望台からは、白水滝と生い茂るブナ林が織りなす絶景を望むことができ、特に紅葉の時期はため息が出るほどの美しさです。
自然の中でマイナスイオンをたっぷり浴びるトレッキングコース、日々の疲れが癒されること間違いなし!

白水滝
住所白川村大字平瀬大白川
観光時期例年6月上旬~10月下旬頃まで
駐車場白水滝駐車場(約30台)
アクセス(車)国道156号から県道451号(白山公園線)へ進むこと約30分
リンクhttps://www.shirakawa-go.org/1117.htm

天生県立自然公園の見どころ

「天生峠(読み方:あもうとうげ)」は、白川村の中でも自然が色濃く残るエリア。 ブナの原生林や紅葉、季節ごとに咲く高山植物、そして湿原を歩けることで知られる「天生県立自然公園」もここにあります。

峠の駐車場からは、「天生湿原」や白山連峰を望める「籾糠山(読み方:もみぬかやま)」へ向かう登山ルートや遊歩道が整備されていて、登山好きから初心者まで、幅広く楽しめるスポットです。

天生県立自然公園
住所岐阜県飛騨市河合町天生
電話番号0577-65-2383
観光時期6月上旬~11月上旬(冬季閉鎖あり)
駐車場あり(約80台)
アクセス(車)国道360号線天生峠
リンクhttps://hidamoriaruki.com/map/amou/

天生峠のブナ林と紅葉

©岐阜県観光連盟

標高1,289mに位置する天生峠。夏でも比較的涼しく、自然散策に適したエリアとして知られています。
開通期間は6月上旬から11月上旬まで。入山時には、自然環境保全のため環境協力金として500円が必要。冬季は積雪のため通行止めとなるため、訪れる前には最新の開通状況を確認しておくと安心です。

一帯に広がるのは、勇壮なブナの原生林。足を踏み入れた瞬間から、澄んだ空気と深い森の気配に包まれます。
10月に入ると紅葉が一気に進み、「飛騨・美濃紅葉33選」にも選ばれた息を飲むほどの景色が出現。東には北アルプス、西には白山連峰。色づいた山々が織りなす大パノラマは、思わず足を止めたくなる美しさです。

ネイチャーガイドツアー

©岐阜県観光連盟

ブナの原生林や高層湿原、巨樹が点在する天生県立自然公園。ガイドとともに歩くことで、森の成り立ちや自然の奥深さに触れながら散策を楽しめます。


春から夏にかけての高山植物、秋には色づく紅葉など、季節ごとに表情を変える自然も大きな魅力です。
コースは内容によって異なりますが、往復約4km、所要時間3〜7時間、標高差150mほどのルートが中心。無理のない行程のため、初心者や家族連れでも参加しやすいのが特徴です。

アクセス・観光の注意点

見渡す限りの大自然が広がる大白川園地と天生県立自然公園。秘境ゆえに峠道は狭く、急坂・急カーブが連続している区間が多いため、安全運転を心がけ、時間に余裕をもってお出かけするのがおすすめ◎
またスマートフォンのキャリアによっては電波がなくなるため、下調べも十分にしてから向かいましょう。

11月〜翌年5月末までは冬季閉鎖となるため、訪問の際は事前に開通状況を必ずご確認ください。

最寄りICはどこ?

白川郷IC

  • 大白川園地と天生県立自然公園に最も近いIC
  • 白川郷の世界遺産集落エリアまで約7分
  • 繁忙期は駐車場待ちで“2時間以上”の渋滞も発生

荘川IC

  • 白川郷ICより2つ南に位置
  • 渋滞回避に便利な“裏ルート”として人気

荘川 IC からのアクセス

大白川園地と天生県立自然公園の最寄りは「白川郷IC」ですが、名古屋方面から来る場合は「荘川IC」で降り、国道156号から北上するルートがおすすめ。そのまま白川郷に行く際も、渋滞する車列と反対車線から駐車場に入ることができ、比較的スムーズにアクセスできます。

おわりに|白川村で自然とつながる時間を

せっかく白川村まで来るのなら、大自然を満喫できる大白川園地や天生峠にも足を延ばさないのはもったいない!白川郷とあわせて巡れば、旅の充実度がぐっと高まるはずです。
白川郷を訪れる際は、ぜひ穴場の自然スポットにも立ち寄って、心も体も癒される時間をお過ごしくださいね。

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