地元ライター記事

2023.11.01

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白山市観光におすすめ!鶴来や白峰を巡る定期観光バスツアーを紹介します!

鶴来や白峰など、白山市の観光で訪れたいおすすめスポットを巡る定期観光バスツアーに参加しました!この記事ではその魅力を紹介するとともに、次回の「白山めぐり」についてもご紹介します!

定期観光バス「白山めぐり 白山手取川ジオパーク号」で気軽に白山市を観光!

「白山めぐり 白山手取川ジオパーク号」は、市全域が「白山手取川ユネスコ世界ジオパーク」に認定された白山市を巡る、定期観光バスです。バスは金沢駅から出発し、白山比咩神社や獅子吼高原などの観光スポットを巡ります。

白山の豊かな自然に囲まれた雄大な景色はもちろん、お昼には地元の食材を使った絶品ランチも堪能することができます♪

定期観光バスのチケットはどこで買う?予約方法は?

定期観光バスの乗車券は、金沢駅西口バスターミナル4番のりばの後ろにある「北陸鉄道チケットセンター」で販売しています。チケットはバス発車予定時刻の15分前までに購入し、発着場所である2番のりばで待機しておきましょう。

パンフレットもこちらに置いてありましたよ!

定期観光バスの料金は以下の通りです。(※金沢駅発着)

大人6,500円
子ども4,500円

定期観光バスはウェブから簡単に予約ができ、予約状況も確認できます。

また、座席が空いていれば当日も乗車することができます!詳細は以下からご確認ください。

「白山めぐり」で使える観光クーポン券がもらえます!

チケットセンターで定期観光バスのチケットを購入すると、なんと2,000円分の観光クーポン券がもらえます!バスツアーで訪れる白山市の一部店舗で対応しており、いつもよりお得にお土産を買うことができます!

(※有効期限はバスツアー当日のみ。また、おつりには対応していません。)

定期観光バス「白山めぐり 白山手取川ジオパーク号」の運行日程

2023年の定期観光バス「白山めぐり」は以下の日程で運行されます。

白山比咩神社で参拝したり、獅子吼高原のゴンドラに乗車したり…白山の主要な観光スポットを日帰りで回れるコースとなっています!

■『運行日1』11月11日~11月30日の土日祝

11/11~「白山めぐり」運行日程
金沢駅西口2番のりば9:00出発
白山比咩神社 参拝約30分
獅子吼高原[獅子吼ゴンドラ・獅子ワールド館] 自由見学
石川県ふれあい昆虫館(ゴンドラ運休日)
約60分
黄門橋・不老橋車窓
綿ヶ滝 自由見学約25分
一里野(昼食)約40分
白峰・街歩き散策 [現地ガイド付]約75分
道の駅瀬女 ショッピング約20分
金沢駅西口16:55分頃 到着予定

※各寄留地の出発時刻につきましては、現地にてバスガイドよりご案内いたします。

※道路・気象・運行状況や交通規制、各種催事・イベント等により、寄留地や見学順序の変更、到着時刻の変更や遅延などが発生する場合があります。

金沢駅出発!自然に囲まれた白山市へ

午前9時、金沢駅を出発しました。道中は街中からだんだんと山の景色へ移り変わっていく車窓を眺めたり、バスガイドさんの色々なお話を聞きながら、豊かな自然に囲まれた白山市へ向かいました。

【白山比咩神社】白山信仰の中心地で参拝

金沢駅からまず向かったのは「白山比咩神社」です。バスは表参道に止まり、神社へ階段を上がっていきます。途中、ガイドさんから白山比咩神社のお話を聞くこともできました。

参道は木々に囲まれていて、木漏れ日が差すトンネルのようでした。横を流れる水も綺麗で、ゆったりと登ることができました。

白山比咩神社は、全国に約3,000社ある白山神社の総本宮であり、古くから受け継がれてきた白山信仰の中心地です。地元の方からは「白山(しらやま)さん」と呼び親しまれており、御祭神である菊理媛尊(くくりひめのみこと)は縁結びの神様としても知られています。

荘厳な佇まいはとってもかっこいいです。日曜ということもあってか参拝に訪れた人がたくさんいました。

お賽銭箱の横にはおみくじがありましたよ。今回の運勢は吉でした。

また、本堂の隣には小さなお社があります。これは「白山奥宮遥拝所(はくさんおくのみやのようはいじょ)」といい、白山頂上の奥宮を拝むことができる場所です。目の前に祀られている大岩は、「白山三山」である御前峰、大汝峰、別山の形をしています。

他にも御神木などを眺めながら、自然あふれる境内をのんびりと散策して過ごしました。

白山比咩神社
住所〒920-2114 石川県白山市三宮町ニ105-1
電話番号076-272-0680
公式サイトhttp://www.shirayama.or.jp/index.html

少し神社の周りを散策した後は、バスが待機している北参道の「くろゆりの里」でお土産を購入しました。写真はここで販売されている木彫りの小さな獅子舞のストラップです。とっても可愛いですね^^

この他にも、お店には名産品やお菓子など種類豊富なお土産が並んでいました。

くろゆりの里
住所〒920-2114 石川県白山市三宮町ニ105-1
電話番号076-273-5123
基本情報はこちらhttp://www.shirayama.or.jp/index.html

【獅子吼高原】ゴンドラに乗ってスカイ獅子吼へ!

白山比咩神社を後にして、次にやってきたのは「獅子吼高原」です。獅子吼高原ではゴンドラが運行しており、「スカイ獅子吼」まで一気に上がることができます。

また、ゴンドラ乗り場周辺には「パーク獅子吼」というレジャーエリアがあり、7★Cafe(ナナホシカフェ)や獅子ワールド館などがあります。

ゴンドラに乗車する際、チケットはガイドさんから渡されます。

獅子吼ゴンドラ

この日はとても晴れていて、ゴンドラからはずっと向こうまで見渡すことができました。

スカイ獅子吼で絶景を楽しもう

ゴンドラから降りた後は獅子吼高原センターへ。訪れたときはまだ開店していませんでしたが、この2階には「高原のカフェ」という見晴らしの良いカフェがあります。さらに2階から外に出ると、そり遊びができるゲレンデもあります。

そりは出入口で貸し出しをしていました。

先ほどの高原センターの外にあるのが、スカイ獅子吼です。

ここの標高は650m。日本海まで続く手取川扇状地を見下ろすことができ、日陰にはハンモックやベンチなどが設置されており、奥の方には遊び場もありました。

上昇気流に乗ってパラグライダーが飛び立つ様子もすぐ目の前で見ることができます!かっこいいですね~!

屋上からの景色もおすすめ。

また、2階の出入口外には屋上への階段があります。障害物の何もない広々とした景色を見ることができました。

【獅子ワールド館】迫力満点!鶴来の「加賀獅子」

絶景を眺め満足した後はゴンドラを降り、パーク獅子吼内にある「獅子ワールド館」に行ってみました。

ここで展示されている「加賀獅子」は、初代加賀藩藩主・前田利家公が金沢城に入城した際に行われた盛大なお祝いの獅子舞が起源とされています。それ以降は、武術鍛錬のカモフラージュとして用いられたと言われています。

そしてこの獅子ワールド館では日本一の獅子頭をはじめ、日本、そして世界各地の獅子を展示しています。

入館料はなんと無料!気軽に見学ができます。

一階はショップとなっていて、ここでもクーポンを使ってお土産を購入できます。棚にも様々な種類の獅子頭が飾られていました。

ショップには可愛らしい獅子頭が置かれていました。

日本一の獅子頭も展示!

こちらを見つめる巨大な獅子頭は、日本一の大きさを誇る夫婦獅子です。赤色のものが雄、金色のものが雌です。真正面から見ると威圧感がすごいです…

様々な獅子があっておもしろいのですが、中にはちょっと怖い顔のものまで…(°Д°)

今にも動き出しそうな展示品たちがたくさんあってとってもワクワクしました!ずっと眺めていると、なんだか不思議な世界に迷い込んだような気がしてきます^^

白山市の観光の際はぜひ立ち寄ってほしい施設です。

ちなみに…入口には「こびとづかん」のガチャガチャがありました!見学のついでに回してみてはいかがでしょうか。

獅子吼高原
住所〒920-2113 石川県白山市八幡町リ110番地 
電話番号(パーク) 076-273-8449 / (ゴンドラ) 076-272-0600
公式サイトhttp://www.shirayama.or.jp/index.html

【黄門橋・不老橋】手取峡谷が見える絶景スポット! 

バスは山の方へ進んでいき、次に黄門橋(こうもんばし)・不老橋(ふろうばし)を訪れました。

写真は不老橋で、バスは一旦停車し車窓から眺めることができました。ここでは、黄門橋(こうもんばし)がある釜清水町から河原山町(対山橋)まで8kmに渡って続く「手取峡谷」を眺めることができ、上流側の河床を望むと急流河川ならではの大きな穴(甌穴(おうけつ))を見ることもできます。

黄門橋では、手取峡谷と共に白山を眺めることができます。

こうして走行しながら景色を楽しめるのも観光バスの魅力ですよね。新緑はもちろん、紅葉の時期にもおすすめの絶景スポットです。

黄門橋不老橋
石川県白山市釜清水町石川県白山市下吉谷町

【綿ヶ滝】手取峡谷のダイナミックな滝!

不老橋を過ぎ、次は綿ヶ滝(わたがたき)へ訪れました。駐車場から綿ヶ滝までは130段もある急な階段を下りていきます。降りるのは少し大変ですが、滝のすぐ目の前まで近づくことができます。

(※階段は滑りやすくなっている箇所があります。また、足場は岩場となっているため、足元には十分ご注意ください。)

慎重に階段を降りていくと…

階段の右手に大きな滝が現れました!霧状になった水しぶきが降りかかるほど近いところから見ることができます!

綿ヶ滝の落差は32m。ごうごうと音を立てながら流れる滝がまるで綿をちぎって落としたように見えることから、現在の名称で呼ばれるようになったそうです。

滝の反対側には澄んだエメラルドグリーンの川と曲がりくねった峡谷が続いていて、とても美しい眺めでした。滝の近くだからかとても涼しかったです。

綿ヶ滝
住所 石川県白山市下吉谷町ホ1-4

一里野高原でランチ!地元食材を使った絶品料理を堪能!

滝で涼んだあと、バスは一里野高原まで登っていきます。次はいよいよランチ!そろそろお腹が空いたところでした…

今回訪れたのは「ホテル 丸尾ビレ-ジ」。スタッフさんがレストランまで案内してくれました。

食堂に案内されると、豪勢なお料理が登場しました!川魚をメインに、お蕎麦やお漬物などが並ぶ色鮮やかな御膳でした^^

ランチメニューは毎回変わり、季節に合わせて様々なおかずを用意するそうです。その中でもお蕎麦、川魚、山菜などの白山の特産品は必ず入れているそうで、白山の自然で育まれた食材を使ったお料理は本当にどれも美味しくて、とってもお腹いっぱいになりました!

スタッフさんと談笑したりして、楽しいお昼休憩を過ごせました。

ホテル 丸尾ビレージ
住所〒920-2333 石川県白山市尾添チ70-6
電話番号076-256-7316
公式サイトhttp://www.shirayama.or.jp/index.html

走行中の絶景!手取川ダムが見えました!

続いてバスが向かうのは白峰ですが、その道中で手取川ダムを見ることができました!

手取川ダムは日本有数の大きさを誇るロックフィルダム。巨大な岩壁やダム湖に見入ってしまいました。

【白峰】伝統建築が残る街中を散策

日本屈指の豪雪地帯で知られる白峰は、今なお独自の建築様式が残っています。国の重要伝統的建築物群保存地区に指定されています。

冬には「雪だるままつり」が開催され、町中に手作りの雪だるまたちが登場します。

見どころいっぱい!白峰の街歩き

街歩きでは、「白山しらみね自然学校」のガイドさんが案内してくれます。白峰が昔どのような場所だったのか、どのような暮らしをしていたのか、クイズを交えながら楽しく紹介してくれました。ここでは少しだけその見どころをご紹介します。

■白峰の伝統建築と昔ながらの風景

その昔、幕府の天領(直轄地)だった白峰では、養蚕が盛んに行われていました。そのため建物は、居住スペース・倉庫スペース・養蚕スペースの三階建てになっているそうです。屋根や壁、土台などの細かいところをよく見ると、近代の建物との違いがはっきり分かります。

また、どの家も雪下ろし用の梯子や屋号の看板がかかっていたのが印象的でした。

■旧山岸家住宅

街歩きをしながら訪れた「旧山岸家住宅」は、写真で見てもわかる通り、とっても大きいお家です。これは江戸時代の豪農・山岸家の家屋で、国の重要文化財に指定されています。山岸家は当時、幕府より代々白山麓の十八ヶ村の取次元を務めた家で、酒造りや養蚕、金融など活発な活動を行ったとされています。

この日は内部の公開はされていませんでしたが、その大きな外観からでも当時の様子が伝わってくるようでした。

旧山岸家住宅
住所〒920-2501 石川県白山市白峰72
基本情報はこちらhttps://www.city.hakusan.lg.jp/bunka/bunkazai/1006096/1002278/1002284.html

■林西寺

その次は林西寺(りんさいじ)を訪れました。白峰にはいくつかお寺が密集しているそうですが、ここが一番古く格式高いお寺だそうです。明治時代の神仏分離令による破壊から逃れるため、白山の頂上から下山させた仏像が安置されています。

威厳のある本堂は、細かいところにも美しい装飾が施され見応えがありました。

林西寺
住所〒920-2501 石川県白山市白峰イ68
基本情報はこちらhttps://www.urara-hakusanbito.com/spot/detail_1121.html

白峰のお土産を探そう。「とち餅」もおすすめ!

一通り白峰を巡った後はガイドさんと別れ、「志んさ本舗」に訪れました。

ここでは、白山の名産品である「とち餅」を販売しています。これはその名の通り「栃の実」を使ったお餅で、あく抜きなどの大変な工程を重ねて作られています。

もちもちで歯ごたえが良いお餅はそのままでも美味しいのですが、あんこやよもぎと組み合わさったものもとっても美味しかったです!

お店ではとち餅の他にシュークリームなどの洋菓子も販売されていました。

志んさ本舗
住所〒920-2501 石川県白山市白峰口166-3
電話番号076-259-2030
公式サイトhttps://shinsahonpo.co.jp/

今回は見るだけにしましたが、白峰温泉総湯のすぐそばにある「菜さい」でもお買い物ができます。お店の中には所狭しと特産品やお土産が並んでいて、店頭では手作りの椅子など民芸品も並んでいました。

観光客の方や地元の方で賑わっていて、暑い日だったのでソフトクリームを食べている方もいました。

白峰特産品販売施設 菜さい
住所〒920-2501 石川県白山市白峰ロ64-3
電話番号076-259-2588
公式サイトhttp://www.shiramine-m.com/saisai/

紹介した以外にも驚いたことや知らなかったことがたくさんあり、ガイドさんと歩くと宝探しをしているようでとっても楽しかったです。

そんな白峰の街中には、もう住む人のいない空き家がいくつかあります。しかしガイドさんによると、空き家をゲストハウスなどに再利用する計画もあるそうですよ。

古い町並みを大切に守りながら、白峰の街はこれからもっと活気づいていくのでしょうね。とても楽しみです。

【道の駅瀬女】旅の思い出にお土産を購入。

白峰の町を離れ、道の駅瀬女に訪れました。

道の駅瀬女では、白山市の特産品をはじめとした種類豊富なお土産や工芸品はもちろん、館内の「山のパン屋さん」で焼きたてのパンを販売しています!ここでしか食べられないオリジナルのパンもあるので、気になった方はぜひ行って見てほしいです。

豊富な品揃えに目移りしましたが、今回は猪ソーセージやお菓子、オリジナルマグネットを購入しました!ソーセージは猪の他に鹿もありましたよ。

お土産をたくさん買って、白山を後にしました。

道の駅 瀬女
住所〒920-2331 石川県白山市瀬戸寅163-1
電話番号076-256-7172
公式サイトhttps://city-hakusan.com/shopping/road_station_sena/

金沢駅到着。

17時頃、金沢駅西口に到着しました。バスターミナルを後にして駅構内へ。

白山の雄大な自然に触れた余韻に浸りながら、のんびりと帰宅しました。

紅葉の白山市を巡る!次回の「白山めぐり」を紹介!

(白山白川郷ホワイトロード公式サイトより引用)

今回のバスツアーでは新緑の白山を楽しみましたが、次回は紅葉の白山市内を巡ります。赤や黄色などに彩られた鮮やかな景色をぜひお楽しみください!

「白山めぐり」運行日程・料金・予約方法をチェック

次回の「白山めぐり」の運行日程、料金・予約方法は以下の通りです。

大人6,500円
子ども4,500円

■『運行日2』10月1日~11月10日の土日祝

10/1~「白山めぐり」運行日程
金沢駅西口2番のりば9:00出発
白山比咩神社 参拝約30分
黄門橋・不老橋車窓
綿ヶ滝 自由見学約25分
白山白川郷ホワイトロード(三方岩で折り返し)
一里野(昼食)約40分
白峰・街歩き散策 (現地ガイド付)約75分
道の駅瀬女 ショッピング約20分
金沢駅西口17:05分頃 到着予定

日帰り旅なので持ち物はお財布や携帯などでOKですが、カメラのご用意はお忘れなく^^

さらに次回は、石川県の紅葉スポットの名所でもある「白山白川郷ホワイトロード」も走行しますよ!通常であれば通行料金がかかりますが、観光バスなら気軽に訪れることができます。

こちらの記事では紅葉の風景を紹介しているので、次回の予習として良ければご覧ください!

白山白川郷ホワイトロード絶景ドライブ!通行料金は?見どころはこちら!

おわりに

今回のバスツアーでは、鶴来、獅子吼、白峰などを巡りました。

個人的に何度か訪れている場所でしたが、バスガイドさんのお話を聞きながらの旅は新しい発見もあり、知らない場所を見つけることもできました。

金沢からバスで気軽に観光できるので、ぜひ参加してみてほしいバスツアーです。

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